アラビノキシランの特徴
アラビノキシランは水溶性食物繊維に分類される機能性多糖類だということは説明いたしました。
では、アラビノキシランにはどのような特徴があるのでしょうか?
アラビノキシランは水に溶けます。
水溶性食物繊維ですから水に溶けるのですが、
不純物が多いと液体の製品にはなりません。
アラビノキシランを含有しているという製品は色々販売されています。
しかし、水に溶けるアラビノキシラン原料は、アラビノキシランNKに配合している日食アラビノキシランしかありません。
アラビノキシランは五炭糖で構成されています。
アラビノキシランは主にアラビノースとキシロースという単糖で構成されています。
このアラビノースとキシロースは「五炭糖」に分類される糖です。
なぜ「五炭糖」が特徴なのでしょう?
人間が日ごろ食べているものに含まれる糖は、ほとんどグルコースのように「六炭糖」なのです。
「五炭糖」は日ごろ食べない珍しい糖ということが特徴になります。
「五炭糖」「六炭糖」の「炭」は炭素のことで、単糖を構成する炭素原子の数で区別しています。
【アラビノキシランの推定構造】
アラビノキシランは低分子量です。
アラビノキシランは他の食物繊維と比べて低分子量です。
低分子量ということは「小さい」ということです。
アラビノキシランには腸管からそのまま吸収される5000前後以下の低分子量のものも多いのです。
食物繊維というのは消化されない炭水化物の事ですから、水溶性であっても消化はされません。
ということは、普通の食物繊維は吸収されずに排泄されるわけです。
しかし、アラビノキシランには消化されなくても吸収される大きさのものが多く含まれているのです。